depressjapan's blog

普段は広告会社勤務でアジア某国にて起業準備中な人の頭の中。

5月に引っ越しをすると得をする

4月からの新生活に向けて、今の時期に引っ越しをしている方が

多いと思う。

 

しかし、今の時期に引っ越しをするのは完全に不利だ。

クリスマスの時期のクリスマスケーキがやたら高かったり、

土曜の丑の日のうなぎがぼったくりレベルで高額なのと同じで、

この時期の引っ越しは余分にお金がかかる。

つまり、適正価格での取引はほとんど不可能なのだ。

引っ越したい人が多いということは、それだけ家主側も

強気で交渉出来る。家賃に関しても交渉は不可能。

家主は「イヤなら他をあたってください」の一言で一蹴できてしまうし、

引っ越しを予定している人の母数が多いので、家主が希望した

金額での契約が非常にしやすい。

 

しかし、5月に引っ越しをすると立場は一気に逆転する。

実際、私が現在住んでいる家は5月に引っ越したのだが、

明らかに得をしていると思う。

家賃はだいたい2万円と少しおまけしてもらっている。

一年で換算すると約24万円。これはバカにできない。

なぜ5月に引っ越すといいのか書いていきたい。

 

私がはじめて東京に出てきた時もちょうど今ぐらいの時期に

物件を探していたが、かなり妥協した。

当時まだ学生で要領もよくわからなかったので、ほとんど言いなりだった。

交渉の余地などなかったのである。

自分の無知もあるが、それ以上に希望通りの物件はほぼ埋まっていた。

魅力的な物件はだいたい予算オーバーであったし、

ほとほとうんざりしたものである。

結局予算内におさめたが、部屋に関しては全く満足できなかった。

 

私はこの失敗を踏まえて、引っ越す時期をずらそうと考えた。

2月から3月にかけては引っ越しの需要が最も高い時期なので、

引っ越しを希望する人には不利だ。

ならば、人々が引っ越しを最もしない時期に引っ越しをしてみよう。

私はこう考え、実践した。

 

まず、5月の不動産屋は超がつくほど空いている。

店に入って待つこともない。

すぐ対応してくれる。

 

で、これが最もおいしいポイントなのだが、

家賃交渉を優位に進めることができるのである。

 

これは、家主側の立場に立てばなぜなのか分かる。

5月になっても借りられていないということは、

家主にとってはいわば負債である。

お金を生み出してくれないうえ、税金もかかる。

下手したら来年の2月あたりまで待って、そこで新しく

借りてくれる人を見つける必要がある。

(※よっぽどの訳あり物件ならしょうがないが、きちんと吟味すると

意外に優良物件が空いていたりする)

 

そういった時に借りに行き、「ちょっと家賃高いですねえ」

とか言ってみると、ものの見事に下げてくれる。

 

これは当然だ。

来年の2月まで空っぽにしておくぐらいなら、多少安くしても

住んでもらった方がまだマシだからである。

 

この交渉は10月とかではダメだ。

10月になると2月の引っ越しシーズンが近いため、

そこで高値で借りてもらいたいがために家主は

交渉には応じてくれない。

よって5月がベストだ。

 

5月に引っ越す人なんか滅多にいないのだが、

それが逆にアドバンテージになる。

家主から引っ張りだこである。

そうしたらもうしめたものだ。

強気で交渉して家賃を下げてやればいい。

 

一回これを体験してしまうと、2月とかに引っ越すのが

バカらしくなってしまう。

もし5月に引っ越しできるような環境にあるならば、

一度やってみるといいと思う。